認定看護師連絡会
難病学会認定看護師

認定看護師間での情報共有カンファレンス

佐野 裕司

多田 光汰

福江 久美子
生きるを支える看護(3病棟)
神経筋難病の患者さんは様々な症状と向き合いながら長期療養生活を送っています。同じ疾患でも症状や経過・予後は一人ひとり異なるため、どうすれば患者さんの思いに寄り添い、安心・安全に過ごすことができるかをスタッフ全員で考えて対応しています。その中で、専門的な知識やスキルだけでなくコミュニケーションの重要性を痛感しています。人工呼吸器を装着し発語が困難になった患者さんに対しては、対面式透明文字盤等を使用して悩みや希望を聴き、スタッフ全員が患者さんの患者さんの気持ちを理解して関われるよう調整役も担っています。
難病の患者さんは生命に関わる意思決定だけでなく、日常生活も進行とともにいろいろなことを諦めないといけなくなります。そのような患者さんや支える家族の不安や悲しみを受け止め、少しでも「その人らしく」生きることを支えていきたいと思っています。

文字盤を用いたコミュニケーション
※写真利用の承諾を得ています

濵野 由希
患者に寄り添う看護(5病棟)
難病は根治が難しく、進行性で長期療養を必要とする疾患です。患者さんは「辛い思いをしたくない」「家族に迷惑をかけたくない」、人工呼吸器装着を選択し活動に制限がかかっても「いきて家族を見守りたい」など一人ひとり複雑な思いを抱え、時に生死の選択に直面します。患者さんもその家族もどうするべきなのか迷い悩むことが繰り返されます。どの決断にも正解はなく、重要なのは患者さんと家族が最善と考える事を尊重し支えることです。
難病認定看護師は、専門的知識をもとに症状の緩和や意思決定支援に関わり、患者さんとその家族に寄り添った看護を実践します。さらに多職種と連携し、病棟全体で個々に応じた看護を継続できるようリーダーシップを発揮し、患者・家族とスタッフ双方の支援を行い、看護の質向上を目指し活動しています。
慢性呼吸器疾患看護認定看護師

職員研修会で講義中の様子

與野木 剛
呼吸に問題がある患者の看護
当院は神経筋疾患等で人工呼吸器を装着されている患者さんが多く入院されています。呼吸が苦しいといった身体的な問題だけではなく、社会的・心理的な問題を理解し、解決できるよう援助するのが慢性呼吸器疾患看護認定看護師の役割となります。
認定看護師の肩書きには「慢性」「呼吸器疾患」とついていますが、急性期から最期の看取りまでのあらゆる病期に対応します。そして、他の診療科の呼吸に問題がある患者さんの対応もしています。
普段、患者さんの一番そばにいてケアしているのが病棟看護師です。その看護師が呼吸に問題がある患者さんのケアに困った時に相談を受け、質の高い看護が提供できることを目指して認定看護師として取り組んでいます。
皮膚・排泄認定看護師

ポジショニング指導中

平井 華織
創傷(きず)や排泄ケアの専門的ケア
皮膚・排泄ケア認定看護師とは、主に創傷ケア・ストーマケア・排泄ケアを専門としている看護師です。
当院では入院患者さんの大半がベッド上で過ごされる患者さんで、褥瘡(床ずれ)が発生するリスクが高い方が多くいます。患者さん個々に対して、病棟看護師やNST(栄養サポート)チームと協働しながら、予防対策や治癒促進に力を注いでいます。実際に多職種で行う褥瘡ラウンドでは、重度褥瘡の評価やケアの方法・栄養管理・褥瘡ハイリスク患者の予防的ケア・ポジショニングなどそれぞれの専門性を発揮して介入しています。また、創傷や排泄ケアに関して困っている看護師からの相談に随時対応し、患者さんにより良いケアが提供できるよう活動しています。
感染管理認定看護師

抗菌薬ラウンドの様子

下河 誠司

多田 光汰
感染防止に向けた多面的な組織的活動
感染管理認定看護師の活動として、院内感染防止と患者安全の確保に注力しています。手指衛生の徹底指導や多職種との連携による感染リスク評価を行い、感染症発生の早期発見と拡大防止に努めています。
また、抗菌薬適正使用の推進のため抗菌薬ラウンドや環境整備の推進のためのラウンドも重要な役割です。さらに、スタッフ教育や感染管理に関する最新情報の共有を通じて、医療従事者の意識向上を図り、感染対策の質向上に貢献しています。幅広く組織横断的に活動することで、当院での感染対策の基盤を支えています。
