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消化器内科

担当医師

氏名 専門分野 所属学会・資格等
医師
松木美知子
(非常勤)
消化器一般 -

消化器内科の概要

消化器疾患は、食道、胃、十二指腸、大腸などの消化管疾患の他に、肝臓、胆嚢、膵臓など多岐にわたっており、内科、外科と協力しながら診療を行っています。特に消化管疾患の診療に力を注いでおり、年間700件以上の内視鏡検査を行っています。
当院のような中規模病院のメリットとして、小回りが利くこと、スタッフの異動が少ないことにより、患者様の検査、診療に対する安心感が得られやすいことなどがあると思われます。中規模病院のメリットを最大限に生かして診療レベルを上げ、患者様の満足度向上のため努めたいと考えています。

診療内容

1.内視鏡検査

オリンパスのハイビジョンスコープ、経鼻スコープ、拡大内視鏡を備えており、上部消化管内視鏡検査は平日の毎日午前中に、大腸内視鏡検査は週3回(月、火、木)定期的に行っています(表1)。大腸内視鏡検査は午後からの検査ですが、下剤服用のため朝来院して頂き、専用の部屋(写真1)で下剤を服用して頂くようにしています。病院内での下剤服用のため、服用途中に腹痛、嘔気や嘔吐が出現してもスタッフがすぐ対応できます。但し、何度も検査を受けられた経験があり、しっかりされた患者様については、希望により自宅での下剤服用も可能としています。

(表1)
 
午前 胃カメラ 胃カメラ 胃カメラ 胃カメラ 胃カメラ
午後 大腸内視鏡検査 大腸内視鏡検査 外来 大腸内視鏡検査  

近年楽に検査を受けたいという患者様の希望が増えてきており、こうした要望に対しては点滴ルートを確保し、鎮静剤を使って眠った状態での検査も行っています。但し、この場合は自家用車を運転しての帰宅は危険が伴うため、家人に迎えに来てもらうか、タクシーで帰宅してもらうようにしています。検査中は、患者様の眼前に設置したモニターにより、リアルタイムに画像を見ることができるようにしています(写真2)。検査終了後、直ちに医師説明室でモニターを使って患者様に検査結果を説明しています(写真3)。

写真1.患者様待合室
写真1.患者様待合室

写真2.内視鏡室
写真2.内視鏡室

写真3.医師説明室
写真3.医師説明室

患者様サービスとして、希望により上部消化管内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に行うことも可能です。また、予約が無くても、当日絶食で来られた患者様や、吐血や下血のケースには出来るだけ早急に検査を受けて頂けるよう、臨機応変に対応しています。

2.内視鏡治療

大腸内視鏡検査時にポリープが見つかった場合は、切除可能な大きさであればその場で内視鏡的粘膜切除術(EMR)もしくはポリペクトミーを行っています。消化管出血に対しては、主としてクリッピングで止血術を行っています。また、内視鏡による異物除去術(義歯、PTP薬剤、虫体など)や経鼻内視鏡を用いたイレウス管留置、経鼻胃管の挿入も行っています。大腸イレウスに対しては、経肛門的にイレウス管を留置しています。

3.外来診療

ヘリコバクターピロリの検査希望の患者様には、予め内視鏡検査を受けて頂き、悪性疾患の有無の確認をした上で、ヘリコバクターピロリの検査を行い、陽性であれば除菌治療を行っています。

地域連携

近隣の医療機関からの内視鏡検査の依頼に対しては、地域連携室が窓口になり、検査の予約を受け付けています。患者様は検査当日来て頂く事で、無駄な負担をかけないようにしております。